秀丞のレンズ(2) -2ndズミルックス50mm- 

固定鏡胴ズミクロンに続いて2本目のスタンダードになりました。詳しくはLEICA―ライカ通信 (No.14)に譲りますが、ズミルックスの美しい描写はズミクロンのネームバリューとノクチルックスの誘惑に勝てば手に入ります。

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この2ndズミルックスはあらかじめきちんと整備され、試写の結果も良好ということでした。気に入らなければ返品という条件で貸し出してもらい、その後正式に購入して手元に残っています。

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描写はズミクロンよりもおとなしい印象で、以前はコントラストなどに物足りなさを感じていました。雑誌月例とかのフォトコンテスト慣れしてしまうと、ついついコントラストのはっきりしたというか、黒く荒れていかにもモノクロでございみたいな絵にレタッチしてしまいがちです。ところが、別にフラットな絵があってもいいじゃないかと気がつけば、物足りなさを感じていたコントラストが美しく愛しく思えてくる(笑) 何とも勝手な話です。

ズミルックスの絵がフラットに感じられるのは、レンズのせいよりも光線そのものがフラットな時間帯に持ち出すことが多いからなのかもしれません。上の写真も日没後に撮っています。

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過去、50mmのズミルックス系では、祖先ともいえるズマリット、1stズミルックス、2nd、現行のASPHと4種類を使いました。どれか一つを選べと言われたら2nd、次はどうすると聞かれたらズマリットにすると思います。ただしズマリットはあの巨大かつ重いフードが悩みの種で、保護フィルター付きのフードなしで割り切るほうがいいかもしれません。ASPHはヘリコイドの重さにムラがあるのが気になりました。中玉群が動くインナーフォーカス式のせいなのか、たまたまシブい個体に当たったのか、複数を使ったわけではないので何ともいえません。

何だかんだで中古レンズですから当然リスクがあります。引っ込みフードが気にならなければ、ASPHの一世代前ならまだ新品在庫が見つかります。ライカブランドにこだわらないのであれば、コシナ・フォクトレンダーのノクトン50mmが良いのではと思います。

秀丞のレンズ(1) −固定鏡胴ズミクロン50mm− 

カマウチさんがブログで機材を紹介しているのがカッコいいので真似させてもらいます(笑)というわけで、まずはレンズ編からスタート。

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シリアルは219万番台。このエントリを書くため、久しぶりにライカポケットブックで調べたら1966年製とわかりました。

ん? ちょっと待て。

ぼくと同い年だったのかこのレンズは。

最近はシリアルだとかそういうのに気をとめなくなったので、今の今まで知りませんでした。それはともかくこのレンズ、もはや説明不要の超スタンダードです。1953年登場の沈胴型以来、中身は変わっても実に50年以上作られ続けているのだからスゴイとしか言いようがありません。Leica M3との組み合わせはお約束っぽいけど満足度が高いのも確か。

古いレンズですが絞り開放からそれなりに使えます。俗にいう「ズミクロンのf4」は意識しませんが、なるべく絞らずに撮るよう心がけてはいます。

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うまくハマったときの立体感とコクはため息が出ます。中心部の解像度を優先して周辺はうまくごまかしているからとか技術的にいろいろあるみたいですが、詳しいことはよくわかりません。描写はもちろん、鏡胴のデザインも好きです。絞りリングのクリック感もカチッとしてて気持ちいい。それにフードを付けても操作に支障がまったくないのがすばらしいと思います。無限ストッパーは便利な場合と不便な場合があるので痛し痒しですが。

fotologueからも何枚か紹介しておきます。

http://fotologue.jp/smallfinder#/1741885/604839
http://fotologue.jp/smallfinder#/1741885/671232
http://fotologue.jp/smallfinder#/1741885/671232
http://fotologue.jp/smallfinder#/1741885/604806

硬すぎず、柔らかすぎず、クセがないわけではないけれど何かしら特徴がある。究極の中庸レンズだとぼくは思っています。ただし、一度こいつでいい思いをして名前も含めた存在感にカリスマ性を感じてしまうと、他のレンズで思うように撮れなくなるかもしれません。それが怖い人は、最初からズミルックスにしたほうがいいかも。ズミクロンはF2、ズミルックスはF1.4ですが、一眼レフレンズと違ってライカのF1.4レンズはさほど大きくありませんし。

一番の問題は、このレンズが欲しくなって中古を探しても、状態のよいものがきわめて少ないということかもしれません。だからちゃんとしたお店で買わなきゃならのですけど、さらに問題なのは「ちゃんとしたお店」はどこなのかを把握するまでに、少なからぬ勉強代が必要ということですねえー(T_T)

最近になってようやくズミルックスの良さに気がつきましたけど、この固定鏡胴ズミクロンは手放せません。