黒いライカM6。
正解はこれでした……ってあまり引っ張るようなネタでもないんですが、LeicaM6HMのブラッククロームです。実は、ライカのブラックモデルを手にするのはこれが初めてだったりします。(ベッサの黒は持ってますけど)
一般的にブラックモデルはペイントタイプに人気が集まっているようです。ぼくは以前からクロームタイプのほうが好みです。究極のブラッククロームモデルはかのKE−7Aでしょうけど、とてもそこまでは。
M6HM最大の特徴は倍率0.85のファインダ。店頭ではわりとよく見かけるので何とも思ってませんでしたが、生産台数は約3,100台程度と意外に少なめ。M6も製造中止からすでに10年近く経つのですね……現在、ブラッククローム/斜めクランク/0.85ファインダーの組み合わせを手にするためには、かのライカアラカルトでオーダーするしかありません。今となっては貴重な仕様になりました。
今回手にしたのは超美品というわけではありませんが、オフィシャルなオーバーホールから上がったばかりの完璧なコンディションでハレーション対策も済ませています。シャッターの感触も実に滑らかです。露出計付ライカの新品時にありがちな、あの「落ち際のカジった感触」がまるでありません。きちんと使われていた上でOHされたのですから、最高級の実用品といっていいかもしれません。
ズミルックス50mmを付けました。ブラッククローム同士の組み合わせですが、時代や材質の違いからか艶の出方は異なります。M6はエッジが立っていないのも特徴です。MP(現行品)のエッジは触ると切れそうなぐらいにピシッと立っていますがM6のはマイルドです。手にした感覚はM3と変わりません。
M6HMはよく探せばまだ新品在庫があるようです。新品といっても製造後10年は立ってますし当然ながらハレーション処理もなされていません。安心して使える状態にするにはそれなりの覚悟が必要で、かのライカアラカルト価格にどんどん近づいていきます。
発売当時は「こんなのはライカではない」とまで言われたM6ですが、状態がかなりよいM3と比較するならともかく、そこまでけなされるほど感触が悪いとは思いません。現行ライカに露出計内蔵で斜めクランクのメカニカル機はありませんから、ますます存在感が増しているようにも思います。
- [2007/04/25 09:50]
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